- 2019/12/31
- writer： 山崎拓
今年も一年間ありがとうございました！
さっき2019年の仕事納めをして、お店を後にしてきました。
そして、向かった先はいつものスタバ 笑
仕事納まってないじゃん！
と突っ込まれそうですが・・・
このメルマガに関しては一年３６５日どんなことがあっても続ける！と決めているので、メルマガだけはどうしても納まらないんです。
ついでに、今年は最後の最後まで本当にバタバタしていて、来年の事業計画も全く立てられていません・・・
なので、今年はすでに年末残業が確定しています^^;
ということで第三プレイスであるスタバで集中して仕事をする前に、もう一仕事終わらせようと12月31日の朝に配信予定のこのメルマガを書いているというわけです。
僕はこんな感じで最後の最後まで仕事づくしの2019年でしたが、あなたがどうでしたか？
きっとあなたがこれを読んでくれるのは、早ければ12月31日の朝6:00をちょっと過ぎた頃というタイミングになると思います。
自宅でご家族や親戚とゆっくりと過ごされている方もいらっしゃるでしょうし、最後の最後まで王掃除やら挨拶回りやらでバタバタされている方もいらっしゃるかも。
あるいはゆったりと長期のご旅行に行かれている方もいるかもしれません。
または、年末年始もがっつり仕事！という方もきっといますよね（本当にお疲れ様です！！）
僕も今はこうして仕事をしていますが12月31日だけは仕事をせずに家族とゆっくり過ごす予定です。
ということで、これが今年最後のメルマガになるので、そこそこ気合いを入れて書いています。
（とか言って、中身が薄い内容になってしまったらすみません 汗）
というのも、毎年そうですが、今年も本当にいろいろなことがありました。
いいことも悪いことも。
うまくいったこともいかなかったことも。
大変なことも嬉しいことも。
本当に様々な経験をさせていただきました。
そんな中でも特に嬉しかったことは、全国にいらっしゃるたくさんのお客さんと直接お会いできたこと。
今年は今まで開催したことのなかった場所で催事をさせていただく機会もあり、そこでもたくさんのお客さんに出会えましたし、さらに今年は全国各地からあの僻地の松本のお店にわざわざ足を運んでくださる方が本当に増えてきました。
お店を立ち上げたときは、こんな住宅街しかない立地の悪い場所に誰が来るんだ？と自分でもちょっと思いましたからね 笑
ただ、当時から品質の高い商品を提供し、丁寧な経営をし、お客さんの役に立つ素晴らしいコンテンツを発信し続ければきっとこんな場所でもお客さんが来てくれるはず！という信念だけは持っていました。
ですが、起業当初はそんな信念も折れそうになるような散々な結果 泣
全く売れない・・・
誰もお店に来ないし、問い合わせの電話一本も鳴りません・・・
さらに当時はインターネット通販も鳴かず飛ばず。
こんな状況でどうやってやっていけばいいんだろう・・・
資本金はどんどん減っていき、売上も立たない。
もちろん、自分たちの給料はゼロ。（これ冗談だと思う方もいると思いますが、マジです 汗）
なんとな資金を繋ぎ止めるためにアルバイトをしてそこで稼いだお金を事業に入れて、自分たちの生活は生きていけるギリギリのライン。
毎日毎日運転資金だけが積み上がっていきます。
胃がキリキリして食事も通らないことや夜眠れない日も増えてきて、当時は仕事がうまくいっていないので、常にイライラして奥さんに八つ当たりをしてしまうことすらありました・・・
周りの皆の反対を押し切って起業したものの、半年以上経っても事業は全く軌道に乗りませんでした。
俺、何のために起業したんだろう？
やっぱり皆が言っていたことが正しかったのかな・・・
ストールだけでやっていくことなんて無理なんじゃないか？
僕は昔から割と根拠のない自信がある方なのですが、それでもこの時は自分自信を信じられなくなりそうでした。
ただ、事業を始めた時に決めていたことが一つありました。
それは、「運転資金がなくなったら終わり」というルール。
資本金は会社員の時にコツコツ貯めた貯金で始めていたので借金はありませんでした。
なので、万が一この事業が失敗してしまってもまたゼロからやり直せばいいや！
という気持ちは持つことができていたんですね。
ただ、借入をして始めているとそうはいかないので、どんなに厳しくなっても借金だけはしませんでした。
そして、そんな事業存続が危ぶまれた時、活路を見出すきっかけになったのが、地元デパートでの催事だったんです。
アルバイトからの
これは副業でアルバイトをしていた会社の社長さんとの縁でいただいた機会でした。
これはこのメルマガでも話したことがないと思うのですが、当時はアルバイトに受かるのも厳しい状況でした。
できるだけこれからの仕事に活かせるような経験ができるアパレル販売のアルバイトに申し込んだのですが、受けても受けても全て不採用の通知・・・
これは僕の面接態度がめちゃくちゃ悪いとか、経験がないとか以前の問題でして。
アルバイトを申し込んだ時には今の事業を始めていたので、それを隠して申し込むこともできたんですね。ただ、それは自分を雇ってくれる会社に対して裏切るような行為になってしまうので、本当のことを面接の時はもちろん、エントリーフォームにも書くようにしていました。
「今はストールの専門店を立ち上げてやっているのだけれど、本業だけでは食べていけないので経験を積むことを兼ねて御社で働かしてください！」と。
そうすると、当たり前ですが僕はいずれ辞めていくような形になるので、そんな人間は企業側からすると始めから採用したくないですよね。
こんな感じだったので受けるとこ受けるとこ見事に落っこちて・・・ 苦笑
本業がうまくいっていないことに輪をかけてアルバイトの採用すら取れないことでさらに精神的なダメージを受けました。
でも、そんなことで諦めていると生きていけないのでもう面接の時も必死。
これはもう自分の事業に対する情熱を100%ぶつけてそれを受け入れてくれるところで修行しよう！くらいの勢いで一社一社エントリーフォームにこうした複雑な背景を含めた渾身の文章を送っていたんです。
そしたら、そのうちの一社の社長さんから一度詳しく話を聞きたい、と電話がかかってきました・・・
「昔、自分が起業した当初の姿と重なる」といってくださり、その会社でアルバイトとして働かせてもらえることになったんです。
そして、数ヶ月のアルバイトでの成果を認めていただき、地元デパートでの期間限定出店のお話をもらいました。
その瞬間は本当に嬉しくて嬉しくて。
やっと自分たちにもチャンスが巡ってきた！！
と思ったものです。
初めての催事！
ですが、当時の僕らは催事はおろかイベント販売に出店するのも初めて。
さらに催事出店というと聞こえはいいですが、実際のブースの面積は９０cmの棚一台。
ほとんどはその会社の商品の代行販売をして、そのちょっとしたスペースで自分たちのストールを展開するという状況だったんですね。
でもその時はもう人目につくだけでも嬉しかったです。
今まではインターネットはおろか、実店舗にも誰1人お客さんが来ない状況だったので、もうこのチャンスに全てを賭けよう！と思ったものです。
９０cmの小さな棚にデパートのバックヤードで自分たちがインドに直接足を運び、一枚一枚厳選したストールを並べた日のことは今でも鮮明に覚えています。
これでついにお客さんに見てもらえる！！
と。
そして、ついにデパートオープンの初日。
ほとんどの人がブースの前を素通りする中、何人かのお客さんが足を止めてストールを見ていってくれたり、手で触れたりしてくれる姿を見ることができました。
もちろん、ほとんどの方は購入されずに立ち去っていくのですが、今まではこうした反応すら直接見ることができなかったので、これだけでも催事をした甲斐があった！と思ったものです。
そして、１９日間の催事で最終的になんと80本ものストールを販売することができたんです。
もちろん、これは今からするととても少ない枚数。
でも当時の自分たちにとっては本当に大きな成果でした。
何よりも、こうして直接お客さんと接することで、今までは自分の想像だけで作り上げていた顧客像が一気に明確に鮮明になり、自分たちが相手にするお客さん像がこの時初めて見えるようになりました。
それからこの経験を実店舗やインターネット通販に活かし、日々改善を繰り返すことで、目に見えて成果が出るようになっていったんです。
この時の教訓は忘れようとしても一生忘れられません。
それは「商品だけでなく顧客のことを常に考える」こと。
特に僕らはストールが大好きでこの仕事をやっているので、それこそ商品にはもう惚れ込んでいるわけです 笑
でも商品のことばかりを考えていると、もっと大切な使ってくれる人、利用してくれるお客さんのことがおろそかになりがち。
いわゆる、良い商品だったらお客さんが向こうからやってきて勝手に売れるだろう、とか、勘違いをしてしまうんです。
でも現実は全くそんなことはなく。
自分たちが惚れ込んだ素晴らしい商品でも全く売れないことは、嫌になるほど経験しました 苦笑
それからは常にお客さんのことを考えています。
お客さんは何を求めているのか？
お客さんが本当に得たい結果は？
お客さんは何に価値を感じているのか？
しかも、こうしたことを常日頃やっていると不思議なことにどんどん素敵なお客さんが増えてきてきました。
このメルマガでも何度も話しているような気がしますが、本当に皆さん良い人ばかり。
今年も初めてお会いした方もとても多くいらっしゃいましたが、本当に皆さん素敵な方ばかりでした。
これだけでも個人的には事業を続けていて良かったーなーと心の底から思えます。
これからも大好きなストールははもちろんですが大好きなお客さん、つまりあなたとの関係を一番に考えながら丁寧なお店運営を心がけていきます。
いつも本当にありがとうございます！！
そして、今年一年間も大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いします！
それでは良い年をお迎えください♪
コメント
- 2024.05.09 writer：山崎拓
- 今年も暖かな気持ちにさせて頂いています🌹
- 2024.05.07 writer：山崎拓
- 羨ましい限り！！つい、いいなーと口にしていました。笑
- 2024.04.21 writer：山崎拓
- 忘れられない入学祝いになりました🌸
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